メールマガジン バックナンバー No.003

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環境・持続可能な社会へのみんなの一歩
                    グリーン・フォワード 
http://www.greenforward.org
No.003  2004/08/24
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《目次》
○グリーン・フォワードからのお知らせ
○持続可能な社会へのヒント
   - オランダのサマータイム
○フィードバック
   - サマータイム導入国
○オランダ情報
   - マーストリヒト
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○グリーン・フォワードからのお知らせ

◎ホームページをアップデートしました。
「本の紹介」コーナーでお勧めの本をアップしました。
皆さんのお勧めの本もぜひご紹介ください。
webサイトやメールマガジンで紹介させて頂きます。
ワタシ的には、この「本の紹介」ページの1番下に掲載した本は、なかなかの
掘り出しモノだと思います。

◎8/28に開催されるJAL KIDS環境サミットのプログラムの一部を
当グリーン・フォワードが運営実行致します。
http://www.jalkids.com/summit_folder/2004/summit-index.html

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○持続可能な社会へのヒント
   - オランダのサマータイム

今回は、せっかく夏なので、夏らしいテーマでお届けします。
オランダにはサマータイムという制度があります。
OECD加盟国でサマータイムを導入していないのは、日本・韓国・アイスランドだけ
であり、世界70カ国以上で導入されています。
(アイスランドは白夜のため、不要らしい)

サマータイムを経験した個人的な感想は、「過ごしやすい」ということ。
エコ的な意義よりも、QOL(quality of life:生活の質)的な意義が大きいと感じま
した。
やたら早く日が昇る朝に、自然に目が覚めても感覚的な時間とのズレが少ない。
勤務時間終了後、余裕をもって街に遊びに行ける。
普通の?(健全な?)社会生活、定時かほどほどの残業で退社できる人には、
そのメリットをさらに強く感じることのできる制度です。
早く帰宅できて、まだ明るい街を家族で歩いていると、「あ〜、早く帰れてよかっ
た。幸せ…」と感じてしまいます。

「物質消費」ではない、心地よい時間の消費は、とても贅沢な喜びかもしれません。
オランダでは、冬の日照時間の少なさを補うため、という目的もあるようですが、
日本でも冬には曇天の多い北陸地域などでは、導入メリット大ではないでしょうか?

ところで、「サマー」タイムという名前なのだから、夏の制度でしょ?と私も捉えて
いました。
ところが、サマータイムは3/28〜10/31(04年の場合)であり、なんと7ヶ月もありま
す!
こっちが標準じゃん…
と、オランダ人が思っているかどうかは分かりませんが、実際のオランダの夏は短
く、名は体をあらわしていません。

どちらかというとウィンタータイム?制度であり、冬の日の出が遅い時間に合わせ
て、皆が遅く起きれば、多少はエネルギー節約できるかも?(^^)

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○フィードバック

日本でサマータイム導入反対派の科学的根拠として挙げられるのが、
欧州のような高緯度ではメリットあるが、日本のように中緯度/南北に長い国
ではメリットない、というもの。

  日本とほぼ同緯度で、サマータイムを導入している国: アメリカなど
  もっと低緯度で、サマータイムを導入している国  : ブラジルなど

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○オランダ情報
   - マーストリヒト Maastricht

前回のメルマガで、私の住んでいたマーストリヒトが、オランダらしからぬ都市と
書きました。
例えば、あるもの/無いもの、で言うと、
マーストリヒトには、(ほとんど)風車が無い!(ほとんど)チューリップを見かけ
ない!
マーストリヒトには、坂がある!
オランダは干拓地が多く、本当に真っ平らな国です。
なにしろ、国土の最高標高が、322mであり、丘はオランダの南部にしかありま
せん。
自転車が便利なわけですね。(^^)

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(参考資料)
アメリカ大陸地理情報館
http://www.geocities.jp/taihaku_03/geography/database/timezone.html

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No.003  2004/08/24

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