メールマガジン バックナンバー No.006

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環境・持続可能な社会へのみんなの一歩
                    グリーン・フォワード 
http://www.greenforward.org
No.006  2004/09/16
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《目次》
●01:グリーン・フォワードからのお知らせ
●02:持続可能な社会へのヒント
    - オランダの家庭ゴミ事情
●03:フィードバック
    - 日本のゴミ処理の経費
●04:オランダ情報
    - オランダの庭と町並み
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●01:グリーン・フォワードからのお知らせ

メルマガ発行が遅れて申し訳ございませんでした。<(_ _)>

その他、特にありません。
新しい、環境学習教材を鋭意開発中!

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●02:持続可能な社会へのヒント
     - オランダの家庭ゴミ事情

今回は、オランダの家庭ゴミ事情について、少しご紹介致します。
ゴミをどのように捨てるかは、日本でも自治体によって大きく異なりますが、オラ
ンダでもやはり様々なようです。
今回もオランダ南部、主にマーストリヒトあたりのご紹介です。

まず、いわゆる普通のゴミ、ビニール袋に詰めて出す雑多なゴミについて。
こちらでは、決められたゴミ袋を買って、それに入れて捨てなければなりません。
マーストリヒトでは、この袋が濃いピンク色というか紫色のような色をしており中身
は見えません。(この袋、restzakと呼ばれます)
さぁ、この袋はいくらでしょう?

大きいサイズ(ほぼ日本の普通のサイズ)は50リットルで1枚1.02ユーロ、25リット
ルは0.67ユーロです。(1ユーロ:約135円)
ちなみにロール状に巻いた状態で売られています。

では、資源ゴミはどうでしょう。
ショッピングセンターの敷地内や、普通の街角に、大きなコンテナ(リサイクルボッ
クス)が置いてあります。
コンテナはゴミを分別するようになっており、その種類は「紙容器」「プラスチッ
ク」「ガラス」「缶」の4種類か5種類だったような…
これはもちろん、無料で出せます。
資源ごみをわざわざ有料の袋で捨てる人はいませんので(たまに日本人駐在者
とかは、やっちゃうみたいですけど…)、自然とリサイクルボックスに捨てることに
なります。
また、restzakは週に1回しか回収されません。
が、リサイクルボックスは(自分さえ捨てに行けば)いつでも捨てることができる
ので、ウチにゴミがたまることはありません。

もうひとつ大きなゴミがあります。
“グリーン”なゴミと呼ばれるものです。
これは庭仕事で出た葉っぱや枝などの植物、野菜くずなどの有機物が中心です。
これらは通常かさばるので、「緑色の」大きなコンテナに入れます。
庭付き一戸建ての地区では、各家に、1個のコンテナが支給され、回収車が集め
て廻ります。この頻度は2週間に1回です。
回収費用は普通ゴミより安いようですが、町によってかなり異なるようです。
ウチはアパート住まいだったので、詳しく分かっていませんm(__)m

「消費」「資源」「ゴミ」に関するオランダ流の「仕組み」「システム」について
は、今後何度か少しずつ掲載していきます。
ひとつひとつの効果は小さくても、それらがいくつも繋がると、大きな効果を生む
ようです。

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●03:フィードバック

    ごみ処理の経費 大袋で148円(岐阜県多治見市の場合)
               収集経費 76.4円、処理経費 71.8円

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●04:オランダ情報
     - オランダの庭と町並み

オランダの一戸建て住宅とその町並みはとてもきれいです。
どんなに小さくとも、必ず植物を植えて前庭を美しく整備しています。
さすがに都市部では、前庭は小さいのが普通ですが、その小ささゆえに、日本の
庭園や盆栽との共通性も感じます。
季節の植物を植えれば、画一的な町並みになってしまうのでは?と思われるかも
しれませんが、みな工夫を凝らし、個性的な庭が並んでいます。
これは、私の大好きなオランダ文化のひとつですが、そのコミュニティみんなで、
お互いに声を掛け合って、町の景観維持に努めているようです。
もし荒れた庭のウチがあれば(たとえ裏庭であっても)、早く整備しなさいよ!と
ご近所からプレッシャーがかかるようです(^^)

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(参考資料)

岐阜県多治見市
http://www.city.tajimi.gifu.jp/section_news/kankyo/dust_up.html

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No.006  2004/09/16

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