メールマガジン バックナンバー No.008
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環境・持続可能な社会へのみんなの一歩
グリーン・フォワード
http://www.greenforward.org
No.008 2004/09/28
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《目次》
●01:グリーン・フォワードからのお知らせ
●02:持続可能な社会へのヒント
- オランダのデポジット制度
●03:フィードバック
- 日本のリユース瓶の回収率
●04:オランダ情報
- 実りの季節
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●01:グリーン・フォワードからのお知らせ
当グループのwebサイトでも紹介している環境ゲーム「Keep
it
Green」の
新品が今日カナダから届きました!(^。^)
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●02:持続可能な社会へのヒント
- オランダのデポジット制度
前回は、PETボトルのリユースについてご紹介致しました。
リユースするには、まずはボトルを回収することが不可欠です。
先々週にお伝えした、有料のゴミ袋?
これだけでは、不法投棄を招き、回収率は悪くなってしまいます。
そこで登場するのが、デポジット制度です。
オランダでは、大型PETボトルの場合は50セント、ガラス瓶の場合は10セントのデ
ポジット金を預けます。(1ユーロ=約135円)
ボトルを返却すれば、その50セントは返金されます。
オランダの大手スーパーには、その自動回収装置が設置されています。
大きな自動販売機のような機械です。
使い方は簡単です。投入口からボトルを入れるだけ。
機械に飲み込まれると、センサーによってデポジット対象製品かどうかがチェック
されます。対象外のボトルは投入口に戻ってきます。うーん、ハイテク(^^)
そして、50セント、10セント、とどんどん加算されていきます。
最後に精算ボタンを押すと、レシートのような小さな紙が出てきます。
これがいわば金券のようなもの。
この金券は、そのスーパーで使用可能です。
現金は返ってきません。
このシステムならば、お客さんはまた次回もその店で購入することになります。
設置費用やスペースを負担している店舗にとっても、メリットのあるシステムです
ね。
これだけデポジット金が高いと、ほとんどの人が返却するでしょうね(^。^)
創刊号でお伝えした「買う」レジ袋も高いものでした。
5円、10円といった「まぁ、いいや」と払える金額でない、65円という高めの金額で
あることがミソだと思います。
「効果」の出る政策をズバッと行ってしまうオランダらしい制度だと思います。
ところで、ボトルがこれだけ高く買い取ってもらえるならば、廃品回収児童団もさぞ
かし活躍のしがいがあるでしょうね(^^)
オランダにそういう制度はあるのでしょうか?
今度聞いておきます。
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●03:フィードバック
日本のリユース瓶の回収率 ビール瓶 99%
お酒の一升瓶 88%
ところが、そもそもリユース瓶の使用率が減ってきています。
ビールはワンウェイ缶、お酒もワンウェイ中小瓶が増えているためです。
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●04:オランダ情報
- 実りの季節
すっかり秋になりました。実りの季節です。
オランダにも栗の実がなります。
近所の小さな公園にも栗の木が何本かあったので、実るのを楽しみに待っていま
した。
やがて自然に実が落ちてきました。
でも誰もそれを拾おうとはしません。
(まあ、元からほとんどひと気の無い小さな公園ですが…)
頑張って拾いました。拾っているとそれなりに楽しいので、その日に落ちていた分
はほとんど拾い尽くしました(^^ゞ
でもよく見るとなんだか形が違います。
やっぱオランダの栗は日本と違うんだなー、ぐらいに思いましたが、どうやって食べ
るのか分からないので念のためにオランダ人に聞いてみました。
すると彼曰く、「それを食べちゃダメ」。どうやら毒があるらしいのです。
日本と同じような食べられる種類の栗もあるがそれは森の奥だ、とのことでした。
(でも、あとで分かりましたが、この拾った栗は日本と同じ安全な栗でした)
でも、なんとなく怖いので食べるのは少しだけにしました。味もあまり日本と変わり
ませんでした。
マーストリヒト市内の庭園では鹿を飼っています。
鹿はこの栗を食べるとのことだったので、残りを全部持って行きました。
鹿は喜んでボリボリと栗を食べました(^^) 豪快な音ですよ!
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(参考資料)
活きびん維新
http://www.zenbin.ne.jp/
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No.008 2004/09/28
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