メールマガジン バックナンバー No.013

==================================================================

環境・持続可能な社会へのみんなの一歩
                    グリーン・フォワード 
http://www.greenforward.org
No.013  2004/11/02
==================================================================
《目次》
●01:グリーン・フォワードからのお知らせ
●02:持続可能な社会へのヒント
    - オランダの自転車と歩道
●03:フィードバック
    - 日本の自転車保有台数
●04:オランダ情報
    - ママチャリは無いけれど
------------------------------------------------------------------

●01:グリーン・フォワードからのお知らせ

グリーン・フォワードのサポーターになって頂けませんか?
グリーン・フォワードは小さなNPOですが、新しい環境学習教材の開発により、
大きな飛躍を遂げようとしています。

詳しくはwebサイト http://www.greenforward.org/ の会員募集ページ
または、e-mail info@greenforward.org まで

メルマガへの皆様のコメントお待ちしておりますm(__)m

----------------------------------------------------------

●02:持続可能な社会へのヒント
     - オランダの自転車と歩道

今回は、前回のオランダ交通事情に引き続き、自転車と歩道についてご紹介致
します。
オランダは、自転車大国として有名ですね。
が、これも、その都市が自転車に適した設計になっているかどうか、でまったく様子
が異なります。
また、私自身、滞在中は自転車をほとんど使っていなかったので、自分の経験か
ら書けることはわずかしかありません。

オランダでは、自転車は完全に車両の扱いです。
(日本のように法的には車両だけど…、とは違い、実質的な扱いが車両です)
が、完全に自動車と同じというわけでもなく、自転車専用道や、自転車専用信号
が多くあります。
自転車専用道が無い場所では、車道を走ります。
決して歩道を走ることはできません。
また、車に対する交通ルール(例えば一方通行)なども厳密に適用されます。
マーストリヒト市内は、一方通行の道が多いのですが、すいた道を逆走していたと
ころを、パトカーに注意されてしまいました…
自転車が歩道に乗り上げることがないので、歩行者は安心して、道を歩くことが
できます。

また、この歩道も日本とはずいぶん様子が異なります。
日本では、車道の端っこを白線で区切っただけの「歩道」をよく見かけます。
歩行者も車両も、好きなようにはみ出して危険なシステムですね。
何しろ、白い線を引いてあるだけですから、歩行者を守ってくれるものは何もありま
せん。
オランダにはこのような「歩道」もどきは、ありません。
歩道は必ず、車道より一段高くなっています(日本の大通りにある歩道と同じです)
小さい子供連れの我が身には、この差は大きいと感じます。

----------------------------------------------------------
●03:フィードバック

    日本の自転車保有台数
      6438万台 (平成13年)
      保有率 2%

    ちなみにオランダの保有台数1780万台、保有率0.9%なので、実は日本の
    方が自転車大国です(^^ゞ

----------------------------------------------------------

●04:オランダ情報
     - ママチャリは無いけれど

オランダの自転車はデカイです。
何しろ、オランダ人の平均身長は世界一高く、その上、足も長いのですから…
日本のようなママチャリはありません。
自転車はとても頑丈でゴツく、重いです。(これは自転車だけではありませんが)
日本に戻ると、自転車に限らず日本のものは何でも華奢で細く「柔らかい」感じが
します。

オランダに限った話ではありませんが、後輪のブレーキをかけるのに、ハンドブレー
キではなく、ペダルを逆方向に廻してブレーキを掛けます。
(ハンドブレーキタイプもあります)
これに慣れないと、自転車に乗るのは難しい!

子どもを座らせるための椅子も同じく売っています。
が、もうひとつ、子どもと一緒に自転車で移動する手段があります。
リヤカーのように(ずっとスマートな流線型ですが)、親の自転車が引く二輪車が
あります。
全体がハードシェルで覆われており、雨でもへっちゃら(^。^)

----------------------------------------------------------
(参考資料)

東京都自転車商防犯協力会 自転車なんでもデータ
http://www.bouhan-net.com/p7.2.html

==================================================================

環境・持続可能な社会へのみんなの一歩
                    グリーン・フォワード 
http://www.greenforward.org
No.013  2004/11/02

ご意見、ご感想、情報の提供は info@greenforward.org まで
==================================================================