メールマガジン バックナンバー No.015

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環境・持続可能な社会へのみんなの一歩
                    グリーン・フォワード 
http://www.greenforward.org
No.015  2004/11/16
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《目次》
●01:グリーン・フォワードからのお知らせ
●02:持続可能な社会へのヒント
    - オランダの公園
●03:フィードバック
    - 日本の都市公園面積
●04:オランダ情報
    - 公園は誰のもの?
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●01:グリーン・フォワードからのお知らせ

ちょっと先の話になりますが、平成17年1/22(土)に第6回TOKYOこどもエコクラブ
まつりが開催されます。
当グリーン・フォワードも参加予定です。
ぜひ遊びに来て下さい(^。^)
http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/renkei/psc/kuni/ecoclub/fes6th/boshuu01.htm


<グリーン・フォワードのサポーターになって頂けませんか?>
グリーン・フォワードは小さなNPOですが、新しい環境学習教材の開発により、
大きな飛躍を遂げようとしています。

詳しくはwebサイト http://www.greenforward.org/ の会員募集ページ
または、e-mail info@greenforward.org まで

メルマガへの皆様のコメントお待ちしておりますm(__)m

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●02:持続可能な社会へのヒント
     - オランダの公園

今回は、オランダの公園について、ご紹介致します。
オランダと言っても、今回もマーストリヒトとその周辺、ぐらいに捉えて下さい。
この辺りでは、日本の典型的な小さな公園(ブランコや滑り台、砂場が3点セット
となったもの)がありません。
唯一、近所には砂場とネットが設置されたかなり小さな公園がありましたが。(これ
が以前紹介した、栗拾いをした公園です)
滑り台などの遊具を備えた公園は、もっと大規模なものとなります。
日本の大型公園でも最近見るようになった、赤や青のカラフルなプラスチック製
のユニット遊具が幾つもあり、小さなコーヒーカップや、回転ブランコのような、
遊園地っぽいアイテムまで備えた公園もあります。

そんなに遊具があったら、さぞかしコストがかかるのでは?と思ったあなた、その
とおりです。
基本的にこれらの公園は「有料」です。
といってもそれほど高くなく、1人50セントや1ユーロというのが相場のようです。
受益者負担の原則です。
中には、固定額ではなく、好きな金額を支払うタイプの公園もあります。

公園にはカフェが設置され、簡単な飲み物やアイスを買うことができます。
カフェの店員 兼 公園管理人、というシステムです。
自動販売機はありません。
日本人は子煩悩なためか、公園でも子どもと一緒に遊ぶ親の姿をよく見かけます
が、オランダ人ではあまり見かけません(もちろん一人で遊べない乳幼児には親
が付いています)。
親は、カフェのチェアでのんびりしています。
読書したり、おしゃべりしたり、自分の時間を楽しんでいるように見えます。
公園は、夕方17時頃には閉園します。
皆でチェアの片付けを手伝って帰ります。
公園によっては、冬は休業してしまいます。
遊ぶ子供が少ないから、というわけではなく、管理人が移民の人で冬は母国に
帰ってしまうからという理由を聞いたことがあります。
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この話のどこがエコなのか?とお思いの方、ネタ切れご容赦下さいm(__)m
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また、マーストリヒト市内には、大きな庭園があります。
こちらは境界はなく、無料です。
園内にはアートのオブジェがあったり、小川にはカモやアヒルが遊んでいたり、鹿や
山羊が柵内に飼われています。鳥の大きなケージもあり、ちょっとした動物園の
雰囲気もあります。(ここの鹿に栗を与えたわけです)
ここにも自動販売機は1台もありません。
夏にはアイスを売るスタンドが立ちます。
エコネタとしてのオチも付けられませんでしたが、「都市環境」ネタ、Quality of
Lifeネタのご紹介と捉えて下さい。

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●03:フィードバック

   日本の都市公園面積
      約103,865 ha (平成15年度末)

   1人当たり公園面積
      全国平均 8.7m2 (平成15年度末)
      東京23区 2.9m2 (平成15年度末)

http://www.mlit.go.jp/crd/city/park/pa0113.html
これを見ると、小さな公園は住区基幹公園の「街区公園」に該当するのでしょうね。

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●04:オランダ情報
     - 公園は誰のもの?

日本では間違いなく、どの公園も市民みんなのものです。
子どもだけでなく、高齢者の憩いの場、若者のタムロ(もとい。交流の)場。
でも、上記で紹介したようなオランダの有料公園は、子どもと家族をターゲットと
しています。
高齢者や若者はどこに行くのだろう?…
庭園があるので、無料で集う場に困るわけではありませんが、カフェや、酒場、
教会などがその役目を担っていると思われます。寒い季節も屋外席!
また、友人宅や親類宅で過ごすことも多いようです。

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(参考資料)

国土交通省 都市・地域整備局公園緑地課
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/04/040830/01.pdf

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No.015  2004/11/16

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