メールマガジン バックナンバー No.034

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環境・持続可能な社会へのみんなの一歩
                    グリーン・フォワード 
http://www.greenforward.org
No.034  2005/4/27
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《目次》
●01:グリーン・フォワードからのお知らせ
●02:環境問題の特徴
●03:オランダ情報
    - ミッフィーグッズ
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●01:グリーン・フォワードからのお知らせ

6月の環境月間に、練馬区環境月間行事が開催されます。
当グリーン・フォワードも出展予定です。
出展内容は、セミナーと環境ゲーム会を行います。
6/4(土):13:00〜16:00
     環境ゲーム会 「森林バイオマスすごろく」
      「薪く炭くKYOTO(しんくたんくきょうと)」さんと共催
6/5(日):13:30〜15:30 
      セミナー 「地球温暖化、京都議定書、私たちにできること」
      講師:気候ネットワークさん
会場:練馬区石神井庁舎

皆さん、ぜひ遊びに来てください!(^。^)
可能であれば、お手伝いして頂ける方も大歓迎です。

<グリーン・フォワードのサポーターになって頂けませんか?>
グリーン・フォワードは小さなNPOですが、新しい環境学習教材の開発により、
大きな飛躍を遂げようとしています。

詳しくはwebサイト http://www.greenforward.org/ の会員募集ページ
または、e-mail info@greenforward.org まで

メルマガへの皆様のコメントお待ちしておりますm(__)m

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●02:環境問題の特徴

持続可能な社会を目指すためには、エコロジカル・フットプリントの小さな生活・
社会へとシフトしていく必要があります。
(エコロジカル・フットプリントについては、当メルマガのバックナンバー24〜26号
を参照下さい)
環境問題に取り組むことは、3つ面での公正を求めていくものであると言えます。
1.世代間の公正
2.南北間の公正
3.人間と他の生物種間の公正

1.世代間の公正
例えば、現行世代が資源を消費したり、汚染したりすることの影響が、次世代の
負担となることは公正ではないと考えます。

2.南北間の公正
ここで南北とは、大きく先進国と途上国と捉えています。先進国の快適な暮らしが、
途上国の犠牲の上に成り立つことは、公正ではないと考えます。

3.人間と他の生物種間の公正
人間の快適な暮らしが、他の生物種の犠牲の上に成り立つことは、公正ではない
と考えます。

環境問題のテーマでよく食糧問題が語られることがあります。
確かに危機的な状態です。環境問題は突き詰めれば、食糧問題であるとさえ言え
ると思います。
しかし、世界全体で生産される食糧は、地球上のすべての人が必要とする量より
ずっと多いのです。
それなのに世界の各地で飢餓が発生し、1日4万人もの人が飢餓やそれに関連
する病気で亡くなっています。
約2秒に1人です。その多くは子どもや女性です。
この問題を捉えたとき、これは偏在の問題であることが分かります。
不足が原因なのではなく、社会システム、経済システムが原因であるため、世界
が本当にその気になれば、すぐに改善することが可能です。

一方、環境問題、特に地球環境問題と呼ばれるものはどうでしょうか?
例えば温暖化(気候変動)。
仮に今すぐ人為的な温暖化ガスの排出をゼロにしたとしても、しばらくは大気中の
CO2濃度は上昇します。
大気の温度は数百年も上がり続けます。
さらに温暖化による海面上昇は数千年単位で影響の出るものです。
枯渇性資源も同様です。
地下帯水層の淡水を汲み上げきってしまった場合、それが再び満たされるには
数百万年の時間が必要です。
行き過ぎ(オーバーシュート)したことに気がつくのが遅すぎると、取り返しのつか
ない事態に陥りかねない、このように時間軸がまったく異なる問題を含む点が、
環境問題が難しい点であると思います。

逆に希望を感じるのもこの点です。
まだしばらくは地球環境は人間の要求に応じてくれるでしょう。(とっくに環境容量
を超えているので元本を食いつぶしながらですが…)
その間に、人々が助け合い、分かち合える社会を築くならば、きっと人間らしい
持続可能な社会を迎えることができるでしょう。

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●03:オランダ情報
    - ミッフィーグッズ

ミッフィーはオランダ生まれのうさぎ(のキャラクター)。
1955年に絵本に生まれ、今年でちょうど生誕50年だそうです。
マーストリヒト市内には、ミッフィーグッズの専門店があります。
オランダ国内には幾つかあるようですね。
店の雰囲気は、日本のキャラクターグッズ店とあまり変わりませんが、ややおとなし
めという感じでしょうか。
それでもマーストリヒトの大人しい街並みのなかではやや浮いている感じ。
店内に入って気付くのは、「ん?スリッパがある。オランダ人がスリッパなんか使う
の?…」と製造国を見るとやはり日本製。
よく見ると、ぬいぐるみやタオルなど、日本製が非常に多くあります。
オランダ製のものは、地味な商品が多いようです。
日本で作った製品をオランダに運び、日本人がそれを買って日本に持ち帰ってい
るとしたら、なんだか凄い無駄をしているような気が…

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環境・持続可能な社会へのみんなの一歩
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http://www.greenforward.org
No.034  2005/4/27

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