メールマガジン バックナンバー No.041

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環境・持続可能な社会へのみんなの一歩
                    グリーン・フォワード 
http://www.greenforward.org
No.041  2006/3/4
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《目次》
●01:グリーン・フォワードからのお知らせ
   − 6月環境月間行事に出展の予定
●02:ガソリン課税(自動車燃料課税)
●03:次回予告

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●01:グリーン・フォワードからのお知らせ
   − 6月環境月間行事に出展の予定

やや先の話ですが(^^ゞ、6月は環境月間です。
練馬区では毎年、環境月間行事を開催しております。
グリーン・フォワードでは昨年出展しましたので、今年も張りきって(^^)/
出展の予定です…
が、つい先日、今年の区行事としては「パネル出展」のみ、ということが
分かりました。
大変、残念です…
区の方のご負担は理解できますが、行事としては大幅にスケールダウンと
なってしまうようです。

ですが、自主企画として何か開催することは問題ないようなので、
グリーン・フォワードとして、何か実施したいと考えています。
まだ構想段階ですが、一つ面白いワークショップを予定しています。
「環境」や「開発」など、まさに持続可能性:サステナビリティを
テーマとしたワークショップの予定です。
ご協力頂ける方を募集いたします。
今なら、企画段階から加わって頂けます。
もちろん、当日だけのボランティアさんも大歓迎です(^^)/
区の行事日程は、6/3(土)、6/4(日)となっておりますが、自主企画の日程は
未定です。


<グリーン・フォワードのサポーターになって頂けませんか?>
グリーン・フォワードは小さなNPOですが、新しい環境学習教材の開発により、
大きな飛躍を遂げようとしています。

詳しくはwebサイト http://www.greenforward.org/ の会員募集ページ
または、e-mail info@greenforward.org まで

メルマガへの皆様のコメントお待ちしておりますm(__)m

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●02:ガソリン課税(自動車燃料課税)

自動車に関連する話題として、ガソリン課税を見てみましょう。

ガソリン代金の半分は税金だ、日本はガソリンの高い国だ!と感じている
方も多いのではないでしょうか?

まず、日本の自動車関連諸税を見てみましょう。
最近、道路特定財源として話題になっているものです。

ガソリンには「揮発油税」(国の財源)と「地方道路税」(地方の財源)が
掛かっています。
軽油には「軽油引取税」(地方の財源)が掛かっています。
そのほか、自動車の取得には「自動車取得税」(地方の財源)、自動車の
保有には「自動車重量税」(国・地方の財源)があります。
その他、石油ガス税も含め、国と地方の合計で、5兆7750億円の税収と
なっています。(平成18年度)

では、ガソリン課税の国際比較を見てみましょう。
OECD諸国29カ国の比較です。(2005年第一四半期の数字)
日本はガソリン本体価格59.9円、「燃料税+付加価値税」59.9円で
合計119.4円でした。
税負担率では49.8%と、29カ国中で低いほうから6位、なんと日本は
ガソリンが比較的安い国でした。
ちなみに我らがオランダは、ガソリン本体価格55.2円、「燃料税+付加価値税」
118.6円で、合計173.8円で、総額では世界2位という高さです…

軽油でも同じことが言えます。
日本は軽油本体価格57.7円、「燃料税+付加価値税」35.0円で、
合計92.7円でした。
税負担率では、37.8%で、低いほうから4位です。
日本より低いのはアメリカやカナダなど数ヶ国だけです。

http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-data/jroad04/07-04.html
(リンク先は、2003年第3四半期の数字のため、若干の違いがあります)

輸送燃料の価格が安ければ、それに見合った社会の仕組みができます。
輸送燃料の価格が高ければ、それに見合った社会の仕組みができます。
高ければ「悪」というわけでもありませんし、社会のウェルビーイングが
低下するわけでもありません。

炭素税という仕組みがあります。
化石燃料に課税し、価格を上げます。
すると、使用量を減らそうとするか、自然エネルギー由来の燃料に転換
しようとします。
CO2排出の少ない社会へのきっかけとなります。
なお、税収は他の減税などにより、税収中立型の制度設計が可能で
あることを付け加えておきます。

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●03:次回予告!

ネタに困って書くことが多いので、次回予告をお届けすることはめったに
ないのですが(^^ゞ、
当メルマガ39号、40号を書いているうちに、一つのキーワードを
思いつきました。
試しに、ネットでGoogleで検索すると、その言葉でヒットするものはありま
せんでした。(普通はぞろぞろとヒットするのですが)
ひょっとして新語?!
まぁ、コンセプト自体はすでにどなたかが発案されていると思いますが、
ネット文献化されたものは無いようなので、いずれにしても新しい分野
であると思います。
次回、そのキーワードを紹介させて頂きます。

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No.041  2006/3/4

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