メールマガジン バックナンバー No.046


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環境・持続可能な社会へのみんなの一歩
                    グリーン・フォワード 
http://www.greenforward.org
No.046  2006/6/30
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《目次》
●01:グリーン・フォワードからのお知らせ
   − 6月環境月間行事のご報告
●02: 6月は「○○月間」?
●03:貿易に関するクイズ(解答編)

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●01:グリーン・フォワードからのお知らせ

・練馬区環境月間行事にて、6/3と6/4にイベント出展しました。
 当日の様子を当webサイトにアップしました。
 http://www.greenforward.org/record.html

 当方の広報不足のため、参加者は少なかったのですが、良いワークショップ
 が実施できたと思います。

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グリーン・フォワードは小さなNPOですが、新しい環境学習教材の開発により、
大きな飛躍を遂げようとしています。

詳しくはwebサイト http://www.greenforward.org/ の会員募集ページ
または、e-mail info@greenforward.org まで

メルマガへの皆様のコメントお待ちしておりますm(__)m

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前回のメルマガ発行から、大変長いブランクがあいてしまったことをお詫び
致します。m(__)m
筆者のプライベートで大きな問題が発生し、1ヶ月以上その対応に追われて
いました。
まだ問題は終わっていない、というのがツラいところですが…


●02: 6月は「○○月間」?

6月ギリギリに駆け込み発行したのには、ワケがあります(^^ゞ
6月が環境月間であることは既にご存知でしょうが、実は6月は「食育月間」
でもあります。
初耳の方も多いでしょう。
なぜならこれは、今年度から始まったものです。
(もう6月も終わりなので、すでにあちこちでご存知の方も多いと思いますが…)
http://www8.cao.go.jp/syokuiku/gekkan.html

ちなみに、毎月19日は「食育の日」です。(^^)
なんだ、毎月あるのか…
ちょっとありがたみも薄れてしまいますが、大事なことを考える機会が毎月
あるというのも良いことかもしれません。

なお、食育という言葉は、新しいもののように思えますが、「食育」という言葉が
生まれたのは、明治時代のことだそうです。

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●03:貿易に関するクイズ(解答編)

さて、前回から非常に長いブランクがあったので、クイズの質問を
再度挙げてみます。

輸入量の多い国の上位が、アメリカ・サウジアラビア・日本
で、

輸出量の多い国の上位が、アメリカ・イタリア・ベルギー

なモノは何でしょうか?

(当メルマガ新規購読の方は、しばらく考えてから、下の回答をご覧下さい)


私たちの身近なテーマとして捉えるため、日本を挙げていますが、
正確には、輸入の多い国、3位はキプロスとなっていて、日本は4位でした。
(なので敢えて、「順位」という表現は使いませんでした)

アメリカは輸出量も輸入量もトップ。 何でしょう…
日本が4位ということは、私たちが普段よく目にするものでしょうか。

輸出量の多い国が、イタリア・ベルギー。
パスタか、トマトか、チョコか…


あまりハッピーなものではないので、当メルマガにふさわしいものかどうか、
発行してから再度少し迷ってしまいましたが、持続可能な社会への転換には
避けては通れないものであると思い、やはり載せることにしました。

正解は、「小型武器」でした。

小型の名の通り、拳銃、自動小銃、対空砲、地雷、手榴弾などが主なものですが、
「一人もしくは数人で扱うことのできる武器」のことなので、小型ミサイルなど、
もう少し大きなモノも含まれます。
現在、世界中に約6億3900万丁存在しているとのことです。
現在の世界人口は約65億人。
約10人に1人が所有していることになります。

世界で起こっている紛争の犠牲者の約9割が、この小型武器によるものである
ことから、「事実上の大量破壊兵器」と呼ばれています。

軽くて小さい小型兵器を扱うのは大人だけではなく、世界には約30万人の
子ども兵が前線で戦わされています。

さて、輸出入の多い国を振り返ってみましょう。
世界の軍事費(1兆1180億ドル)の約半分を占めるアメリカ(5070億ドル)が
トップであることは簡単にイメージできますが、
戦争を放棄したはずの、わたしたち日本が4位とは…

ちなみに、軍事費支出でも日本は世界4位です。
(アメリカ以外の2位以下の国は、為替レートによる変動範囲内)

日本にこれだけ多くの武器があることも悲しいことですが、その日本マネーで、
武器生産国/武器業者を支えている、ということがもっと悲しく感じられます。

ちなみに、日本は小型武器の輸出でも9位です。

世界で、小型武器で命を落とす人の数は年間50万人。
(うち戦争・紛争で30万人、平時の国・地域で20万人)

非常に多いです。

が、ここで当メルマガのNo.42号で取り上げた「道路交通死傷」を振り返って
みましょう。
http://www.greenforward.org/bac042.html
世界の道路交通死傷による死者数は現在、1年間に約120万人です。

小型武器が「事実上の大量破壊兵器」と呼ばれているならば、自動車のことは
何と考えればよいでしょう。


一見つながりのないものが、数字を通してみると、つながって見える。
いのちを通じて、つながって見える。
いのちは数字では捉えられないけれど、それを取り巻くものは見える、
そんなふうに考えています。


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●04:つぶやき

久しぶりのメルマガ発行なので、やや力が入りすぎたでしょうか?…

「戦争は最大の環境破壊」というスローガンがあります。
筆者もまったく同意します。
が、戦争以外にも、最大規模の環境破壊、持続可能性を損なっているものは
もっと身近にも、幾つもあるのだということを忘れることはできません。

そしてそれは、私たちの日常の生活の中にも…ということを前回の
グリーン・フォワードのワークショップに参加された方々は感じ取って
頂けたことでしょう。

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No.046  2006/6/30

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