メールマガジン バックナンバー No.047
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環境・持続可能な社会へのみんなの一歩
グリーン・フォワード
http://www.greenforward.org
No.047 2006/7/8
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《目次》
●01：グリーン・フォワードからのお知らせ
●02：ミレニアム開発目標（MDGs）
●03：資金が不足している？
●04：誕生日
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●01：グリーン・フォワードからのお知らせ
今回は頑張って、メルマガを前回から（約）1週間で発行してみました。
今後は毎週1回のペースで、発行してみたいと思います。
書きたいことは色々あるので、もっと頻度が高くてもよいと思うのですが、
他の業務との兼ね合いで、これぐらいに自粛しておきます(^^ゞ
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◇ 7月11日は、世界人口デーです。
世界の人口は今、約65億人です。
●02：
ミレニアム開発目標（MDGs）
実はこの後に続くコーナー03を書いていて、ミレニアム開発目標（MDGs：
Millennium
Development
Goals）については、一度も書いたことがないことに気が
つきました…
そこで急遽、このコーナー02の内容をMDGsの紹介に差し替えることにしました。
MDGsとは、ほんの一言で言うと、国連ミレニアム宣言や、幾つかの国際会議や
サミットで採択された国際開発目標を統合し、一つの共通の枠組みとしてまとめ
られたもの、です。
MDGsは、2015年までに達成すべき8つの目標を掲げています。
8つの目標と、18のターゲットと、48の指標がありますが、大変長くなるので、8つ
の目標（Goals）だけを挙げておきます。
（詳細はこちらを参照願います）http://www.undp.or.jp/mdg/index.html
目標1： 極度の貧困と飢餓の撲滅
目標2： 普遍的初等教育の達成
目標3： ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
目標4： 幼児死亡率の削減
目標5： 妊産婦の健康の改善
目標6： HIV／エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止
目標7： 環境の持続可能性の確保
目標8： 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進
ミレニアム開発目標はいずれも大変重要なものばかりですが、2015年までの
達成実現は困難であると危惧されています。
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●03：資金が不足している？
前回はやや重いテーマとなってしまいましたが、今回はそれを「お金」を
通して見てみましょう。
（今回が初めての読者の方は、前号からお読み下さいm(__)m）
世界の軍事費（2005年）は1兆1180億ドルであり、トップのアメリカはその
約半分を占めており、5070億ドルということを前回書きました。
庶民の感覚を超えた非常に大きな額だとは思うのですが、アメリカの家計負債
の総額12兆2000億ドルと比べると小さく思えるのが不思議です…
（家計負債のたったの４％か…）
庶民感覚のほうが大きい？！
もちろん、前者はフロー（年間）であり、後者はストックであるという違いはありま
すが。
（家計負債とは、住宅ローンや消費者金融が主なものです）
えーと…、感覚を正常に戻すためにMDGs（ミレニアム開発目標）について
考えてみましょう。
MDGsの達成が困難となった原因の一つが、資金不足です。
世界銀行と国連によると、ミレニアム開発目標の達成に必要な「追加」資金は、
年間500億ドル、となっています。
なお、必要な総額は年間1350億ドル（2006年）とされています。
つまり現在使える資金は850億ドルぐらいであり、500億ドルが不足している、と。
ミレニアム開発目標も完全なものではありません。
例えば「ターゲット２」では、「2015年までに飢餓に苦しむ人口の割合を半減させ
る」となっており、あくまで「半減」という暫定的なものがターゲットとなっています。
それでも、これらが実現されれば、多くの人々の幸福と希望へとつながるだけで
なく、世界全体のセキュリティの向上へも役立つことでしょう。
不足している500億ドル。莫大な金額ではありますが…
世界の軍事費のたったの５％弱です。
ほんの５％を武器ではなく、MDGsに振り向けるだけで、
争いや憎しみではなく、愛情や責任に振り向けるだけで、
グローバルセキュリティは大きく向上することでしょう。
ちなみに、前回の流れにそって、道路交通死傷に関わる「自動車」に関する
金額も見てみましょう。
世界の自動車メーカーの売上高合計は、約2兆ドルのようです。
（数字がやや古いのと、為替レートのため、やや大雑把な数字ですが）
MDGsに不足している500億ドルは、この売上高の2.5％にすぎません。
世界全体を見たときに、資金は「足りない」のでしょうか？
私たちがどのような社会を創っていきたいと考えるか、
どのようにお金の流れを変えることができるか、
きっと私たちの手で、資金は生み出せるはずです。
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●04：誕生日
blogに書いたことをそのまま流用ですが、久しぶりにオランダネタということで。
今週、筆者の誕生日でした。
いい歳して誕生日なんて…とも思いますが、オランダに行って、その考えは多少
変わりました。
オランダでは、誕生日には自分が買ったケーキなどを周りの人に振舞う、という
習慣があります。
オフィスであれば、20〜30人に対してもそうするわけですが、一人ひとり、握手を
交わしながら（女性同士ならば頬キスも）、誕生日おめでとう、ありがとう、と言葉
を交わすことは思いがけず心地よいものであり、新鮮な感動でした。
ある程度、人数のいるオフィスでは、毎週のように誰かのケーキを食べることに
なるので、それはそれで良いような悪いような…
なお、子どもが小学校に通い始めるのも、4歳の誕生日を迎えた日であり、
日本のように皆一斉に4月から、というわけではありません。
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