グリーン･フォワード　GreenForward

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環境・持続可能な社会へのみんなの一歩
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　グリーン・フォワード　
http://www.greenforward.org
No.062　　2007/1/31
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《目次》
●01：グリーン・フォワードからのお知らせ
　　　　－　「第3回全国教材もちよりセミナー」
●02：人間と生物多様性
●03：オリジナル教材作成
●04：総重量は何％か？

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●01：グリーン・フォワードからのお知らせ

メルマガの発行が1ヶ月ぶりになってしまいました。
遅くなって申し訳ございません。
blogのほうは週に数回更新しています。

・07年1月7日～8日に開催された「第3回全国教材もちよりセミナー」にて、
　教材発表しました。
　そのときの様子をwebにアップしましたのでご覧下さい。
　　http://www.greenforward.org/mochiyori06.html

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グリーン・フォワードは小さなNPOですが、新しい環境学習教材の開発により、
大きな飛躍を遂げようとしています。

詳しくはwebサイト　http://www.greenforward.org/　の会員募集ページ
または、e-mail　info@greenforward.org　まで

メルマガへの皆様のコメントお待ちしておりますm(__)m

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1月は「食を考える月間でした。　2月は「省エネルギー月間」です。

●02：人間と生物多様性

私たち人類は、この地球上でどれぐらい大きな（それとも小さな？）存在
なのでしょうか？

一つは、人類がもたらす負荷の総量で測ることができます。
これまで当メルマガで、エコロジカル・フットプリントなどを紹介してきました。

人類が採取する農作物や、木材資源、また排出するCO2など、地球環境に
与える負荷の総量は、地球の生態容量を超えつつある（20～30年前ぐらいに
すでに超えてしまった）ということはご存知のことと思われます。

もう一つ、ポール・マックレディ氏が大変興味深い調査を行っています。
マックレディ氏は、脊椎動物の総重量を測りました。
今年最初のメルマガは、いきなりクイズからスタートです(^^)

約1万年前、人類が農耕を始めたとき、”人間＋家畜＋ペット”の総重量は
ごくわずかであり、鳥類も含めた地上にいるすべての脊椎動物の総重量に
占める割合は、0.1％にも満たない小さなものでした。
99.9％以上は野生動物でした。

さて、では現在、この比率は何％でしょうか？
地上にいるすべての脊椎動物（鳥類も含む）の総重量のうち、
”人間＋家畜＋ペット”の総重量は何％でしょうか？
地上には、象のように重い動物や、ネズミやスズメのように桁違いに数の多い
動物もいますね。

正解はこのメルマガの下のほうで。

●03：オリジナル教材作成

お知らせのコーナーでもお伝えしたように、「教材持ち寄りセミナー」で、
オリジナル教材「つながりドミノ」を発表しました。
今後、さらなるバージョンアップ、および正式な教材化を目指します。

グリーン・フォワードとしては、これとは異なる新規の教材作成も少しずつ進め
たいと考えています。
（テーマは幾つかあるのですが、教材作成はなにせマンパワーと時間、そして
作成者本人の十分な学習が必要なものですから…）
このような教材作成にご興味のある方はお気軽にご連絡下さい。

また当然、このワークショップ（ゲーム）を実践する機会を設けていく予定です。
この教材を一緒に作成・実践して下さる方も募集中です(^o^)／

●04：総重量は何％か？

このマックレディ氏の調査は、レスター・ブラウン氏の著書『プランB 2.0 』
で見かけたものです。
『プランB 2.0 』は、ブラウン氏の著書の中でも相当の力作だと思いますので、
お勧めします。

さて、”人間＋家畜＋ペット”の総重量は何％か？の回答です。

現在この比率は、約98％に達しているそうです。
９．８ではありません。９８％です。
つまり、残りのわずか2％が野生動物です。

私もこの数字を見たときは驚きました。
私の身の回りでも尋ねてみました。
せいぜい数％という回答です。
それはやはり、世界中の動物といえば、野生動物が大半であり、人間やペット
と言っても、数種類しかない少数派だという固定観念があるからでしょう。

それにしても98％。
ほとんど占領じゃん…

ちなみに、陸上の生物の総重量は、海の生物の190倍近くある、と言われて
いますので、海を含めても状況はあまり変わりません。

生物多様性は大事ですよね…

マックレディ氏の調査は、日本語のものは見当たりませんでした。
Googleで、「Paul MacCready vertebrate」あたりで検索すると
http://www.nuwiki.com/cgi-bin/nuwiki.cgi?display=PAUL%20MACCREADY
など幾つかヒットしますので、ご参照下さい。