メールマガジン バックナンバー No.063





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環境・持続可能な社会へのみんなの一歩
                    グリーン・フォワード 
http://www.greenforward.org
No.063  2007/2/9
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《目次》
●01: グリーン・フォワードからのお知らせ
●02: 2月16日までの道のり
●03: 環境問題はなぜ起こる?

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●01: グリーン・フォワードからのお知らせ

特にありません。
今年は本当に暖冬ですね…

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●02: 2月16日までの道のり


皆様、2月16日は何の日だったか覚えていらっしゃいますでしょうか?

そうです、2005年の2月16日に「京都議定書」が発効した日です。
いわば、京都議定書の誕生日。
お誕生日おめでとう〜(^o^)/ パチパチパチ…

えー、もとい。
当メルマガの読者の皆様には繰り返し説明の必要はないかもしれませんが、
京都議定書は、主に先進国に対し、GHG(温室効果ガス)の総量を削減すること
を求める国際的な約束です。

日本の場合は、1990年比(一部1995年基準)で、マイナス6%の目標。
これが達成できる、できない、で議論となることもありますが、
そもそも、京都議定書はなぜ生まれたのでしょうか?
少し歴史を振り返ってみましょう。

1988年、カナダのトロントで、「変化する地球大気に関する国際会議」が開催
されました。
それ以前に、科学者のあいだではすでに温暖化の危機が議論されていた
からです。
そしてこの会議では、「2005年までにCO2排出量を1988年レベルの20%削減、
長期目標としては、50%削減」という、具体的な数値目標を持った宣言が
なされました。

ん?2005年まで?
もう過ぎてるし、削減どころか増加してるじゃん…


その後、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の設立もあり、国際的な
CO2削減の機運は高まっていきました。
各国は自主的な削減目標を作り、日本も同様に1990年に自主的な削減目標を
掲げました。
「2000年までに、1990年レベルで安定化させる」と。

2000年まで?…
もうとっくに過ぎてるし、安定化できてないよ。


その後も何度も国際会議が開かれ、「気候変動枠組条約」が形作られて
いきます。
GHG削減そのものは義務化とはせず、削減のための政策・措置を取ること
を義務化しただけです。
GHG削減目標は、「2000年までに、1990年の水準に戻す」とされました。
そして、1992年に気候変動枠組条約が採択されました。

ところが、その後1995年の時点で、2000年目標は達成できそうもないことが
はっきりしてきました。
今までの自主的な目標という位置づけでは達成できない、だったらいよいよ
義務化しなきゃね、という流れで生まれたのが、京都議定書なのです。

よって、これまでの長い国際交渉の流れを見ると、
議定書は守らなくてもいいんだ、とか(さすがにこれはごく一部の意見ですが)、
自主的努力だけをすればいいんだ、という一部の主張は、まったくナンセンス
なものであることがお分かりだと思います。

マイナス6%は、ほんの小さな一歩に過ぎません。
大気中の温室効果ガスの濃度を一定に抑えるためには、早期に大幅な
排出量削減に取り組む必要があるのです。


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●03: 環境問題はなぜ起こる?


今年も、ニッセイ緑の環境講座「森林環境教育を学ぶ」を受講してきました。
昨年も当メルマガのネタにしましたね…
今回の講師は、キープ協会の増田さんです。

増田さんからフロアの皆さんに対して、幾つか質問が投げかけられていた
のですが、その中で一つ特に印象深かったものをご紹介します。

「どうして環境問題って起こるの?」と子どもに尋ねられたら、
あなたはなんと答えますか?

というものです。

会場からは3人が答えました。そのうちの2番目が筆者です(^^ゞ
いや、一応遠慮して2番目に答えたのですが。

皆さんでしたら、どのように答えるでしょうか?

「環境問題はなぜ起こるの?」
子どもからの問いかけ、ということがポイントだと思ったので、子どもにも分かる
言葉で答えてみて下さい。
(「子ども」の想定年齢は、ご自身で思い浮かべるもので構いません)

筆者がそのときに答えた内容は、次回のメルマガにて(^^ゞ
もしよろしければ、皆さんのお答えを下記アドレスまでお送り下さい。
お待ちしております〜(^o^)/

また、ご了解頂ければ、当メルマガにてご紹介させて頂きます。


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